2015年2月22日

愛の空間 (響きわたるシベリア杉 シリーズ3) (アナスタシア第3巻)

本日第三巻、読み終わりました。

この中で印象的な事、私にとってですが、書きとめておきたいと思います。
気づきや驚いたこと、感動したことなどです。

前半の出来事は信じがたい内容ですね。SF的といったら良いか宮崎駿の世界とも一部通じる感じです。
ジブリの宮崎駿氏とこの「アナスタシア」との決定な違いは、ジブリ作品は同じ自然とヒトとの関わりの大切さを訴えたメッセージではあっても、それは各国の民話や童話などをベースにしたフィクションであることに対して、「アナスタシア」は100パーセント実話であるということだろう。(飯山氏の書評)
 後半、ロシアに実際に開校されている「森の学校」を読んで、鳥肌が立ちました。
そこでは先生は子供たちに教えるのではなく,子供たちの内なる知恵に自分でつながれるように導くだけ・・・もう10歳で高等学校の数学を終了し、17歳で大学を卒業する。
日本の教育がいかに無能人間・奴隷化にしていく教育か改めて愕然としました。
子供たちは,宇宙と交信し,アナスタシアとつながる子供もいる。
大方の人の持つ子供への概念「子供とは,社会に適応できるようにするために,大人が教え,躾ないといけない存在」これが崩れます。
この概念・心構えは支配者が植えつけた奴隷の性質で、良かれと思って行う刷り込みだと気づきます。

  33分あたりから森の学校の取材が見られます。

その中で私が最も感動したことは、生徒が集団で共同作業を行っている際に言った言葉です。
だれがリーダーで行っているんですか?という質問に対して、一人の生徒が言ったことは、
「リーダーは私たちの集合意識なんです」

ここに私が長年探していた重要な答えを見つけました。
我々の新しい社会のあり方がこれで一気に、そのヴィジョンが見えてきた感じがします。
リーダーを必要とする、それも個人であったりすれば、指示や指針などで今までのピラミッド型社会構造が維持され、いつまでたってもその優秀と思われているリーダーに依存する、この依存体質が奴隷社会を持続している要になったままになるのです。
集合意識からなるリーダー、その集合体は共同で合意の下に活動し、だれもが責任を持って社会活動に取り組むことになります。
その前提となるのが、高い意識の波動でしょうね。
アナスタシアは言います。
「自然界と宇宙の意識は、あらたに生まれた赤ちゃんを自主独立した君主、王として認識する。彼は天使のように純粋で、しみひとつない存在。まだ宇宙とつながり開いたままの種に、宇宙は莫大な量の情報を奔流のように与える。だからあらたに生まれた赤ちゃんには、神にも似た宇宙で最も賢い存在になれる能力が備わっている。

赤ちゃんは両親に幸せと恩恵をもたらすのにほとんど時間を要しないし、宇宙の本質と人間存在の意味について気づくのに地上に生まれてから9年間しか必要としない。そしてこの気づきに必要なものはすべて存在している。

両親のやるべきことはただひとつ。純粋で自然なこの宇宙のことを彼にねじ曲げて伝えたり、宇宙の最も完璧な創造物から彼を切り離したりしないこと、ただそれだけ…」

「自然界によって育てられた9歳の子どもは、あなた方の世界の化学施設や社会で認められた科学者たちよりも、ずっと正確に宇宙について知っている」

最後に、書評にどなたかが載せておりました。
英語を少しでも読める方は、是非、英語版でこの本を読んでいただきたいそうです。特に、若い方、中学生、高校生、大学生に勧めます。使われている英語は、平易なわかりやすい英語です。そして、英語版で読まれたら、日本語版で読んだときより、遙かに感動を覚えられることと思います。英語版翻訳者が強調している詩的な不思議な感覚が、英語版では確かに感じられ、それが心地よいリズムとなっているから。





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