形態をつかさどる天使

これはイモリの一種です、とは言い切れない。
生命の形態は生存するために変容してきたが、種の存続・生存は過当競争によるものだけではない。ファンタジーが大いに関わっている。密度が希薄となる生命体ほど、従来の生存価値による形態から離脱した進化形態へと移行していく。鋭い牙・角や爪などが短くなったり、極めて装飾的な色彩や形態を帯びてきたりする。
これら変容は自動的に行われるのではない。変容に関わる意思や創造はアーチストが創造するのと同様に美・驚き・コミカル・空想にあふれている。それに加えて生命の創造に関する知識を有した存在によるものだ。彼らは肉体を持たない。あえて存在する言葉で言うならば、彼らは形態をつかさどる天使といわれている。