社本 善幸 - 「民衆は下層にあり困窮の中にあるからこそ、つねに自由と進歩の勢力を形成する。...
ヒロー・アイドル・リーダー・指導者・グル、この類もなんとなく共通項あるんだな。崇拝とでも言ったら良いのかな?
場合によっては己の意思決定までゆだねてしまうほど熱狂してしまうレベルとでも言ったらいいのか。
レベルが希薄だと日常的な類でほとんど気がつかないけど、高くなると宗教の類はほとんどこれで、場合によっては意志薄弱者は取り込まれて抜け出せなくなる。
組織内・学校内・場合によっては家庭内での競争と勝敗に褒美そしてトップや親の忠誠にも反映している。
三角形のピラミッド社会ーいわゆる統治機構、我々はこの中にどっぷり浸かってなかなか抜け出せない。
これも支配層というトップレベルに大衆が意思決定をゆだねてしまう結果だ。
大衆意識が引き寄せの法則で意思をゆだねるリーダを必要としてしまう。これは一見民主主義的だが、大衆意識が意思をリーダーにゆだねるレベルでは、裏返せば逆にリーダーに支配してもらいたい潜在意識をも引き寄せてしまう。
宗教と名乗らないビジネス分野でも似たようなものだ。
ネットワークビジネスはその典型例でまさにこの世界の縮図と言っても良いだろう。
この類からはなかなか抜け出せない人がいる。たいていは次から次に出てくる新しい似たような類に鞍替えするだけで、引き寄せているものは同じで堂々巡りをしている。
宗教と名乗らないこの類の世界は濃密になってくると悪魔崇拝のレベルと変わらなくなってくる。
自ら指導者の言われるままに自爆したりするのはその目に見えた一例だが、そこまで逝かせるのに希薄なレベルが無数に用意され、我々は取り囲まれているのだ。
【悪魔に対する対処法】
対峙すべきは、己の意思を他者にゆだねず、全てに責任を持って対処する心構えと生活。
これは神だろうと仏であろうと、「上が言っていたから」とか占って決めるとかに関係なく、自己決定と自己責任の意識を自ら鼓舞することである。
もう一点は、すごく大切なことなのだが、独自性をもって対処すること。
いいものだから、真似するというのは、最初は良いかもしれないがいずれはその意識が己の意思を薄弱なものにし、それに見合った運命を招きよせる。
三点目はもっと大切で、意識の中から頂点を消していく作業。
これは祖先から引き続いた刷り込みで、気がつかないうちに何世代にもわたって意識の中に「英雄・アイドル・神・指導者・父権性・権威・先生・崇拝・上・勝者に対する賛美など」が染み込んでいる。
このため同時に潜在意識には「敗者・蔑み・下・劣等民・未熟者・弱者虐待など」の意識も刷り込まれている。
そのため危機的な状況が訪れると後者の負の側面が急浮上してくる。
ふだん勝者側の紳士的な人の意思側面とはこういうものだ。
四点目はさらにもっと大切なのだが、久々に長く書いてしまって時間が無いのでまた機会があったときに続きを書こうと思う。
今日は以上。
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