2020年6月19日

国東半島の古代コンクリート(さざれ石)

前回の投稿でも言及したが、国東半島の岩峰は大小の石が混ざったコンクリート状になっており、それを崩した岩を『さざれ石』と呼ぶ。

昨日私は、国東半島にある熊野磨崖仏を見ていて、はたと気づいたことがある。
この浮き彫り状に掘られた痕跡は古代コンクリートによるものではないだろうか。

人為的に岩を削った表面に古代セメント(ジオポリマー)を盛って、固まらない間に仏像を彫塑したものと思われる。
この様な痕跡は古代エジプトの宮殿のレリーフやギリシア彫刻でも多々見られることをはやし浩司氏がジオポリマーコンクリートとして言及している。

仏像本体と周辺の岩の表面状態が異なる。
仏像の胴体は顔に比べてかなり風化している。表面に彫塑的に盛りつけた古代セメントが剥がれた痕跡なんだろうか。それに比べて顔の方はしっかりのこっている。これは後世に修復されたものだろうか。
現地で詳細を見たいものだ!
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