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2018年3月5日

過去も現在も未来も同時に存在している一枚のヴィジョン

目には錯覚があることを見出し、それをアートで表現したトリックアートなる分野がある。
人間の視覚には何らかの限界があって、視覚では捉えることのできない世界を感じさせてくれる。

日本ではイラストレーターの福田繁雄とか彫刻家の堀内正和などが知られている。
オランダの作家ではM.C.エッシャーという画家がいる。こちらの方が有名で知られている。
幻想的な世界を見せてはくれるが、日本の作家と一線を画するところは、思考に強烈に影響するところだ。たぶん見た人の多くがそう感じるだろう。

目は思考につながっているので、この思考にも錯覚があることを見出した点にこの作家エッシャーの先駆性がある。

他の作家はもうほとんど2番煎じで一度観たらもういいものばかりだ。
要するに思考の先を追いかけていないので、最初だけが目新しく感じるが、そのうち人間の思考や意識が拡大してくるとつまらなく感じてしまう。

画家エッシャーが描く絵の多くには、綿密に考え抜かれた幾何学的な下図が敷かれている。
幾何学とは空間をいかに把握する学問だが、この空間を感じている感覚・思考そのものに人間の錯覚が潜んでいることを彼は気付いていた。

本当の世界はどうなっているか、我々はある意味限定された感覚でこの世界を眺めているのではないだろうか。

そのエッシャーが最後に遺したスケッチがある。
それはほとんど世間に知られていない作品で、単に鉛筆で描かれたアイデアの段階にすぎないが、そこからは彼が時空間の課題に挑んでいる様子が伺える。
人間の思考・意識のなかでも時間と空間は神の概念に次ぐ最大の錯覚になっている。

この思考のトリックを見破れば意識はかなり広がりを見せるという。
かつてバシャールは四次元密度への移行を加速するのがこの時空間に関する意識の変容だと言っていたほどだ。
ここには2つの世界・空間が見える。
手前が太古の時代。そこに突然丸い入り口のような空間が開いていて向こう側には未来が見える。
その入り口を通して両者をつなぐ電線が現在として通っている。
太古から未来へ一人の人物が入り口を乗り越えようとしている。

以下、エッシャーのことば:(中略)
「夜の暗黒の中で私がみたものを、あなたに分かってもらえたら……。それらを視覚言語で表現できないみじめさで、私は時々気が狂いそうになるのです。これらの想念に比べると、どの作品も失敗です。あるべき姿の片鱗さえも、そこには現われていないのです。」



長年、私はこの時空間の課題を忘れていたが、近年大衆意識の2極化に伴う平行世界の話題に思いを馳せれば、既に25年ほど前に一枚の作品にこの時空間の課題を仕上げていたのを思い出した。

作品自体、実に無味乾燥としていて感情移入できないのでつまらないと思って捨ててしまったが幸い画像データだけが残っていた。


ここには3っの空間・時間が存在し、永遠に堂々巡りしている。
この空間には人物が分離した状態で写っている。
壁をすり抜け走っている後姿。
その先に、中央の箱から出てくる人物。
その人物が何か求めて壁をすり抜け、つかんでいる箱が実は己を包み込む空間そのもの。
ここには過去も現在も未来も同時に存在している。



2014年3月17日

時空の環



エッシャーの作品は私たちの五感ではとらえることのできない空間を垣間見せてくれます。私の傾倒した画家の一人です。彼の作品は空間だけでなく移ろう時間も取り混ぜています。

亡くなる前に彼が考えていた作品は、現在が過去と未来を自由に行き来する世界です。

私は、その絵の出来具合を見たくてたまりませんでした。かなりエッシャーに関する本は調べつくしたつもりですが、残念ながら見当たりませんでした。

その絵はアイデアスケッチのみで、どうやら完成には至らなかったようです。

そこで私自身そのアイデアを受け取って平面作品に仕上げることを決意したのです。
当時私は30歳前後で一人住まい、アパートの一室を真っ暗にして閉じこもって根源意識に接続してヴィジョンを受け取ることにしたのです。

【時空連続体の部屋】
この絵はまったく余分なものがありません。
キューブの内部には人が何かを求めている時間の流れ、過去・現在・未来
が一つのに収まっています。
時間で言えば、現在はこの絵を見ている私たちの空間です。そこには、未来というキューブを追い求めている上半身(現在)があり、過ぎ去った下半身(過去)が左奥にあり、天井からはキューブをつかむ手(未来)が降りていて、それが一つの空間に収まっています。

空間的には、キューブの内部を通り抜けると現在となり、更にキューブを通り抜けようとする手が己が過ぎ去ろうとする空間そのものを外側から丸ごとつかむ構図です。

このキューブを囚われの意識空間(マトリクス)に置き換えてもいいでしょう。
求めているマトリクスしだいで現在と過去も当然内部から変わってきてしまうのです。



私たちの時間感覚は直線的で未来と現在・過去は一定のライン上に並べられていますが、どうやら本当は根源意識のみ存在していて、そこに接続できれば時間や空間に限界なく行き来できるそうです。
例えれば、時間はちょうどトーラス状(リング状)になっていて、時間の変化が内から外へと回転しながらCDのように何時どこの場面でも見れるようになっているようです。
根源意識に接続すれば未来も体験できるのですが、過去を操作したりすることで変化するので一定ではありません。

そのようなことが出来る能力があった人類の過去があります。
先々のことが手に取るようにわかる、触れたものの歴史が手に取るように伝わってくる。隠すことが必然的に出来ない社会です。
しかし全てお見通しの人たちに対して警戒する邪悪な心を持った存在が戦いを挑み始めました。
これがアトランティス後期に起ったことです。
我々が迎えているこの時代はその延長線上にあり、ほとんどドン詰まりの状態といってもいいでしょう。
2600年にわたって人類は様々な攻撃にあってきました。いわゆるそういった能力を有する末裔・民族の殺戮や弾圧・魔女狩りもその内の一つです。
近代では、教育による左脳のみの偏った脳の矯正・ワクチンや食品添加物による視床下部・松果体の完全なる退化。ここがやられると根源意識に接続することが出来なくなるのです。
要するに、これは本来まともに目が見える能力があるにもかかわらず視神経をやられて盲目にさせられている状態に例えることができます。
目が見えるとはどんなに素晴らしいのか、生まれながらにして障碍を持つ我々にはわからないほど、化学的にも社会的にも脳が汚染させられてしまっている、いわゆる洗脳の状態で、夢遊病者のごとく、まったく場違いな幻想を見せられ続けているのが本当のところです。